【S35使用構築】コスパダイナ+カバ鯱サイクル
はじめに
お久しぶりです、持久力です。前期は剣盾最後のランクマでしたが、一瞬1000位台に掠ったものの最終2000位台で終わり、最終3桁には届きませんでした。幻ルールおよび剣盾最後ということで、使用した構築と剣盾の総括を述べていきます。
(以下常態)
使用構築
前期の最終日前日に完成した構築を少しいじって使用。時間があればコスパダイナ以外の軸も作りたかったが、出張から戻ったのが10/26の朝と最終日まで1週間切っていたので断念。コスパダイナを止めてくれた方々申し訳ありませんでした...
構築経緯
本環境はザシイベルオーガの3強であり、その中でもイベルをいかに通すかのゲームになるとみていた。ダイナのマジフレで相手の火力を下げながらダイマを枯らし、裏のイベルを通す動きが強いと考えた。また、オーガや振り方次第ではザシアンを起点にできる点も評価し、コスパマジフレ採用のダイナ+イベルからスタートした。
→ゼルネ用の駒が欲しい+強すぎて入れない意味がない(らしい)のでザシアンを採用。同速に勝てる運がない(7回連続で負けて4連敗した実績あり)のでザシアンは他で対処して特化で採用。
→積み(特に剣舞ザシアン)への切り替えしとしてスカーフメタモンを採用(黒バドに変えた時期もあったが最後は戻した)
→グラやネクロ等への引き先となれるカバを採用。
→オーガやバドに怯えてカバを出せなかったので、(特にオーガへの)引き先となれるチョッキオーガを採用。
→色ダイナ配布をきっかけにうわっきーさんのBSベースのコスパダイナを使ったところ使用感が良かったのでそのまま使用。
→完成!
単体解説
ムゲンダイナ
本構築のキーマン。コスパによる詰ませ性能に目が向きがちだが、突破する手段が限られている(ザシアン→剣舞、イベル→ダイマなど)が故に、相手の行動を誘導できる点を評価していた。(相手が常人なら)動きの誘導や裏へつなぐ動きは再現性が高かった。一方で、対策できていない人を詰ませる格下狩りポケモンだとも思っていたが、現実は運(零度や急所)で解決してくる人しかいなくて下振れを呼びやすかった。
イベルタル
本構築のエース…のはずだった枠。実際は脳死でダイマしても制圧力が低く、後発ダイマをうまく通さなければ勝てない点を実感した。そもそもオーガザシアンをセットで投げられる、ステロ展開されるなど選出段階で舐められることが少なく、そこも使いにくさの要因であったように思える。
ザシアン
HSの同速対決や居住がダイマイベルに半分程度しか入らない火力の低さを嫌い特化にした。しかし、あまりにもSを落としすぎてミラー最弱レベルであり、カバもザシアンへの引き先としてはそこまで安定しないと思っているので、ザシアン+ザシアン受け(特にネクロ)を見るだけで出せなかった。ただし、ワイボを入れているのでホウオウで見ようとしてくる不届き物はしっかりと分からせていった(なおルギアは居住ワイボで死なない模様)。
カバルドン※個体値0
本構築の過労死枠。主にダイナvsグラネクロ対面での引き先や対ルギアホウオウへの後投げの駒として選出することが多かった。また、対ザシアンもダイナでS確認して速かった(≒火力がそこまでない)場合にカバに引いていた。後投げから欠伸で相手を流してテンポを取る動きが欠伸ヌオーの動きと似ている。
グラに後投げした後のステロを撒くタイミングが難しいこと、後投げのタイミングで珠ランドや(乱数次第では)特化ザシアンに剣舞されると何もできずに死ぬこと以外は安定感があり強いと感じた。
色個体がたまたま個体値が0であり腕白でも最遅ラグ抜かれだったので最遅にしていなかったが、最遅にしていないせいでトリル下で上から欠伸ができず、白バドに3タテされたので最遅にした。
カイオーガ
おそらく本構築のMVPはカバかこのオーガ。当初はイベル以外のダイマエースの不足、カバとオーガが対面した時の引き先がいない、バドを見たらイベルを投げなればいけないといった問題があったが、この鯱を入れることでほぼすべて解決するようになった。
特に、ダイナカバと一緒に投げた時にオーガ受けをしつつ自身がエースにもなれるという攻防ともに強い点がよかった。
実は今まではCSのオーガしか使っておらず、遅いオーガの強みが全く分からなかったが、使ってみたらこの構築にぴったりだった。補完枠としては最強だと思う。
メタモン
積んだ相手やザシアンをコピーすると最強になれる。ザシアンと対面させると相手はザシアンを切るか裏に引くかの2択になるので、イベルよりも先に出してイベルを通しやすくする動きも強いと感じた。また、イベルダイマでザシアンを誘ってメタモンを通す動きもちょくちょくしていた。が、相手にザシアン受け(特にネクロ)がいるとそれだけで出しにくかった。前使った時よりは出すようになった半面、出せば勝っていた試合も多く未だに選出の基準が分からなかった。
選出など
最重要:ダイナネクロ対面で積み合いしても誰も幸せにならない。可能な限りカバに引いて流す。
基本選出
・ダイナ@2(カバオーガorイベルメタモン)
→基本選出。メタモンを出す場合はいかにザシアンを誘うか、身代わりを張らせないかが肝になる。カバオーガを裏に置く場合はオーガにダイマを切る前提なので、可能な限りオーガで受け出しする回数を減らす必要がある。
ザシアン投げたい場合
・ザシ⇔オーガ+カバ
→初手はザシもオーガも投げる。カバで受けだしから欠伸でテンポを取りつつ、基本はオーガのダイマで制圧することを心掛ける。ゼルネがいる時やよほどザシアンが刺さってるとき以外はほぼこの選出はしない。
黒バドがいる場合
・オーガ@2(イベル、カバなど)
→初手ザシグラに対しては下手に居座らずに基本カバに引く。珠ディアルガに初手ダイマされたら割と詰み※なのでディアルガが見えたらこの選出はできない。
※オーガが倒れるころには相手のダイマは残り1ターンになり、以下の分岐ルートをたどることになる。
a.イベルにダイマ切る→ザシアンで処理されてラス1にカバが残る→飛行ポケモンやオーガが裏にいたら終わり
b.カバが何もできずに死ぬ→イベルで3体貫く(無理)
重いポケモン
・瞑想オーガ
→切ってます。
・ラッキー
→当たらないことで対策してます。
→珠ドラグーン2発で死ぬので初手にオーガを投げてもきつめ。ダイナでマジフレして耐えたらダイマ砲で削る、死んだらカバで流す(-1特化珠大アイスは75%で耐える)のが正解か。
→ダイマ砲半分しか入らないので裏の負荷がえぐい。
・ジガルデ「使い」(←ここ重要)
→ゼクロム使いよりもはるかにめちゃくちゃなプレイングの人が多い。麻痺で解決してくることしか頭にないのでしょう。
・急所でダイナを解決してくる剣舞ザシアン
→メタモン見えてないんですかねえ…(出さないのが悪い)
・零度・冷ビ氷で解決してくるオーガ
→死ね
使用感・反省点
・ダイナのサポート性能・相手の行動の誘導はかなり再現性高い。
・メタられすぎてて珠特殊イベルが全然強さを感じなかった(ステロ、岩封マシャ、特化ザシアン、オーガ……)。そのせいで途中からダイナの役割がオーガやカバのサポートになっていた。
・裏にイベルオーガがいても即ザシネクロを寝かせてくる4桁が多く、噛み合いにくさを実感した。ただそれでも「初手ダイナ→カバ引き→欠伸で流す」という動きは(相手が常人なら)テンポを取りやすく使っていて楽しかった。
・ザシアンのSを落としすぎてネクロザシアン見た瞬間にザシアンを出せなくなっていた。
・メタモンの投げどころが少ししかわからなかった。結果的にメタモン投げてればという試合が多かったが、逆にザシアン出されなかったら腐ってた説もある。結局のところ相手の選出次第(相手依存)であり、絶対的な正解の選出がないのが原因か。
終わりに+総括
結局剣盾では目標としていた最終3桁に乗る夢はかないませんでした。構築を組むのが苦手なことや環境トップへの対処法の引き出しが限られていること、そもそもモチベの維持が難しく対戦数を重ねられていないことが要因として挙げられます。しかし、夢を夢のまま終わらせる気はないので、この夢の続きはSVで続きます。いや終わらせます。
自分は対戦こそS2か3で始めていたものの、マスボまで上げればOKのエンジョイ勢に近い位置でした。しかし、S15で5桁の壁を破りハイドラ杯でベスト8に進んだのを機に対戦で勝つ喜びに目覚め今に至ります。その一方で、目標を叶えたい気持ちが義務感になり、楽しむ心が削がれていったのもあると思います。今後は今以上に忙しくなりポケモンをやれる時間も限られてくる中、ポチべが低下して潜れなくなったらこれ以上強くなるのは難しいです。だからこそ、ポケモンをやる時間を捻出しつつ、楽しむ気持ち(エンジョイ勢の心)と勝ちたい欲(ガチ勢の心)のバランスを取ることが重要な課題になると思います。
Twitterを始めたのは、S15の時にダイナの対策が分からず、少しでも情報を集めたいからという理由でした。最初は全然絡む人もいませんでしたが、今では窓の方やオフ会でお会いした方々を始め、様々な人との交流が生まれました。SV以降もより多くの人と関われたらと思います。
それでは皆様剣盾お疲れ様でした!またSVでお会いしましょう!